企業は、あなたが将来どのようになりたいかを面接で確認します。
しかし、あなたが未来のビジョンを明確にしていない場合、回答が抽象的で曖昧になり、的外れで説得力に欠ける面接になってしまいます。
企業は、未来への展望を知ることで、就業への意欲や長期的な活躍の見込みなど、今後の可能性を判断しています。
現状と未来の設計
転職本などでは未来の目標を詳細に設定し、現状とのギャップを把握することが推奨されますが、これは正解ではなく参考程度にすべきと考えています。
GMOグループの熊谷氏は詳細な計画を推奨する一方、さくらインターネットの田中氏は全く計画を立てずに成功しています。
このことから、ゴール設定には複数のアプローチがあり、自分に合った方法を選ぶことが大切です。
わたしの価値観ではありますが、
人生そんなに予定通りいかないよっていう話もあります。
身も蓋もありませんが、
余裕をもつことも大事なのではないかなと。
ご自身の特性に応じて、具体的で解像度高いほうが目標をおいかけやすいのか、曖昧で抽象的なほうが進めやすいのか判断して進めてください。
GMOグループ代表の熊谷氏
熊谷氏は、詳細に未来を定めてPDCAサイクルを回すことを推奨しています。書籍『20代で始める「夢設計図」-必ず“スピード成功”する5つの原則』や、GMOインターネットグループの「スピリットベンチャー宣言」などがその具体例です【参考: GMOインターネットグループスピリットベンチャー宣言](https://www.gmo.jp/brand/sv/)。
さくらインターネット創業者の田中邦裕氏
田中氏は、「レンタルサーバーを仕事にすれば食っていける」と考えていただけで、上場や組織化を考えていませんでした。実際にビジネスが成長し、成功を収めています【参考: さくらインターネット田中邦裕の履歴書](https://employment.en-japan.com/myresume/entry/2019/05/22/124716)。
このように、詳細な計画を立てることも、ざっくりとした方向性を決めることも、それぞれの方法に成功例があります。
どちらの方法を選ぶかは、自分に合ったアプローチを見つけることが重要です。そして、このゴールに近づくための一つの手段として仕事を捉えることができます。
具体的な方法
スプレッドシート(転職支援サービス_中塚①)のシート(未来のなりたい姿を言語化)
自己分析で自己理解が深まったところで、
現状からその未来に向けて差分を言語化して確かめていく作業を行いたいと思います。
そのヒントになるものについては、まずA列に記してありますので、これを基に自分の現状を考えて、いきましょう。そして、どのような状態になりたいかを具体的に考えていきます
例えば、健康状態については、80歳まで元気で過ごして、70歳まで仕事を続けられるようにという目標があれば、それが「なぜなら」と、動機を言語化します。
わたしは、
・いきいきと前向きでいられる時間を長くしたい
・自己成長をして関わってくださる方の笑顔に貢献したいから
です。
後は、必要に応じて1行めの項目に対して回答していきましょう。
将来と現状の差 → キープする
具体的な行動は? → ・毎週10キロ走る ・週2回ジムに行く
50歳 → 筋肉質な体系を維持したい
きっちり完璧に言葉遣いを間違いなくやるというものではなく、自分が認識しやすいようにある程度わかるレベルで書いていけば大丈夫です。
「なぜなら」と書けないときは、具体化が足りないので「より詳しくするには?」という問いを自分にかけて、さらに詳しくして列を増やし記していってください。
もちろん、詳しく書けば書くほど好ましいですし、具体的な行動も細かく分解していくと実行しやすくなります。
ただそれだと膨大な時間を要してしまいますので、一度にやりきらなくても後日で大丈夫です。
抽象度高いまま思いつくまま記していきましょう。
今回のテーマは転職なので、仕事に関しても細かいところは後ほどやっていきますが、この方向性を埋めることで自己理解が深まり、どうなりたいかを考えられます。
家を建てるためのローン計画や貯金額、60歳までにどれくらいのお金が必要か、年金はどのくらいもらえるのかといったことも考える必要があります。
結婚やその他のプライベートなことも含めて、必要な数値を全体的に網羅できるように記していきましょう。足りないものは行を追加していっても構いません。
将来への道しるべとなります。
作業が終わりましたら、
スプレッドシート(転職支援サービス_中塚①)のシート(五象限に整理)の、
K列現状、N列現状と未来との差分に、今回整理したなかで重要だと感じたことを記していきましょう。このページは一覧ページなるので他の項目と併せて確認するさいに便利です。
参考 「譲れない事」「希望したい事」「どちらかわからない」「絶対に嫌な事」「できれば避けたい事」と五つの象限に整理
以上です。
次に、学生ではなく社会人の方は、
既存業務の棚卸を進めていきましょう。
自己分析のプロセス
以下の1~5の手順で進めていくと、自己分析が完成します。※下記はリンクになっているのでクリックすると該当ページに遷移します。